今まで書いた彫刻に関する情報のカテゴリから漏れたさまざまな彫刻の雑学をご紹介します。
彫刻の持つ役割を考えてみましょう。彫刻は芸術作品で、観る人の心を和ませたり、それを観た人が感銘を受けたり影響を受けたりする役割があるのは周知の事実ですね。建造物に彫られている彫刻(レリーフ)は歴史的意味や宗教的意味が深く、レリーフを見るとその時代に生きていた人の考え方までを汲み取ることができます。野外公園に設置されている彫刻は、気軽に芸術に触れることのできる機会を与えています。
国会議事堂の天井や壁には細かい彫刻が施されています。もちろん装飾的な意味もありますが、大勢の人が熱い議論を戦わせる国会議事堂は、音が反響すると意見が聞き取りにくくなってしまいます。そこで壁や天井に凹凸をつけて音の反響を拡散させて音を抑えています。
彫刻は視覚障害のある人が芸術に触れられる機会をも持っています。残念ながら視覚障害のある人は絵画を見ることができません。しかし彫刻は手でふれ、形を感じることができます。手で触った感触で形だけでなく素材感までを感じ取れる彫刻は、情操教育にも一役かってくれることでしょう。