さまざまな彫刻の種類や特徴、作品などをご紹介します。

さまざまな彫刻

彫刻には様々な種類があります。大きさや形、モチーフとなるものもバラバラで、「彫刻」の定義があやふやになってきている部分もあります。ここでは芸術的な視点から「彫刻」と分類されているものの種類や特徴、作品などをご紹介します。
彫刻の種類には直接法と間接法があります。直接法は素材にそのまま彫刻を施す方法です。
素材の種類は、木・石などが一般的ですが、象牙・動物の骨・貝殻を使ったものもあります。大きさも小型のものから大型のものまであり、建築物に彫られた彫刻はレリーフという名前で呼ばれています。間接法は原型を他の素材に置き換える手法で、粘土などで作った型に石膏を流して作った石膏像、型に金属を流し込んで冷やし固めた鋳造などがこれにあたります。間接法で作られたものに手を加えて作品に作り上げていくのが一般的です。
彫刻と聞いて頭に思い浮かぶのはオーギュスト・ロダンの「考える人」ではないでしょうか。間接法で作られた「考える人」は世界各国で見ることができますが、本物と認定されているのは21体だけだそうです。ルーブル美術館に飾られている「ミロのヴィーナス」。紀元前2世紀ごろに直接法を用いて作られた彫像で、大理石でできています。
ヨーロッパの古い建造物の壁には、宗教的な意味のある彫刻レリーフが刻まれており、フランスのノートルダム寺院の壁面の彫刻は見ごたえがあります。日本家屋で見られる彫刻は欄間でしょう。寺社仏閣彫刻を発祥としている欄間は、暗くなりがちな和室の採光と芸術を兼ねた日本の伝統工芸です。松竹梅や富士山、花鳥などをテーマに彫らたものが多いようです。
日本の彫刻で有名なものは広隆寺の弥勒菩薩像ではないでしょうか。国宝第一号に指定された弥勒菩薩像は赤松と楠木で彫られた木製の彫像です。聖徳太子に由来するものと言われていますが作者などは不明です。
現代アートでは廃材を組み合わせて作られた彫刻や鉄を溶接して形作ったものも「彫刻」と呼んでいるようです。砂のお城や雪祭りで見られる雪や氷で作ったオブジェも「彫刻」と呼ばれていますね。

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